murawaki の雑記

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私が老害になるとき

老害死ね」と心の中でつぶやくとき、自分もそのうち老害扱いされるのだろうと考えたりする。問題は何をもって老害になるかだが、ずっと頭にあるものの一つは携帯世代の存在。

具体的な懸念材料もいろいろある。例えば、2ちゃんねるが高年齢化しているという話。ネオ麦茶の事件が2000年だから、それから9年もたつ。道理で年を食うわけだ。こうして新規参入が少ないまま、既存の利用者が年をとっていく一方で、携帯に閉じた世界が私の知らない間に広がっているらしい。

そういう意味で、http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20090429/1240968239 の議論が感覚的に理解できない。そもそも私は小型機器には興味がわかない。もちろん今更ブラウン管はいらないが、ユーザインターフェースは小さくすればいいってものでもないだろう。むしろもっと大きくならないかと思っているぐらいだ。そう思う理由には、ひきこもり体質だというのもあるだろう。何しろ (寝ている時間も含めて) 人生のほとんどの時間に、数メートル以内にネットに接続されたPCがある。

もうちょっとまじめに分析。機器の中身は置いておいて、入力と出力だけ考えてみる。

先に出力。聴覚系はいいとして、やはり視覚。ディスプレイ。本当に携帯の小さな画面でストレスがたまらないのだろうか。私はしばらく B5ノートを使ってきたが、A4を使いだして、もう戻れない感じがしている。でも、本当のことを言うと、A3 というか A4 見開きが欲しい。というのは本を真の意味で電子化したいから。一応は書籍は電子化されつつあるけど、紙媒体としての本には依然価値がある。音楽を収納した皿自体にはもはや何の価値もないというのに。それは、ディスプレイが紙の代替になれていないから。理由はいろいろ。サイズが小さい。長時間読むと目が疲れる。寝っ転がって読めない。そうすると、ディスプレイは、大きくて軽くて、オプションとして小さく収納できる必要がある。目が疲れるのはどうしらたいいのかわからない。こういう問題が解決したら、私の生活は一変するはず。物理的に本が置いてある場所から解放されるから。具体的な機器として有機 EL とかでそういう話がなかったかな。よく知らないけど。

入力。やっぱり音声はいいし、リモコン等のボタンには汎用性はない。残るはキーボードとマウス。マウスは必須でない気がする。モノによってはタッチパネルで代替できそう。関係ないが、トラックポイントの方がタッチパッドより断然使いやすいと思う私は少数派らしい。

で、問題はキーボード。小型機器が嫌いな決定的理由はこれ。携帯の小さなボタンやソフトキーボードでは耐えられない。というか何で耐えられるのかわからない。飼いならされやがって、と思う。キーボードを置き換えられそうなものは、今のところ BCI ぐらいしか思いつかない。

途中から話が変わってきてまとまりがない。結論としては、商売でやると、自分が欲しいものじゃなくて、他人が欲しいものを作らないといけないから大変そうだ。